ふくろう掲示板

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小学部自立活動の様子

 小学部では、月・水・金曜日の帰りの会前の時間を利用して、「伝え合いや話し合い」を中心とした自立活動の学習を行っています。話をする相手に注目して内容をしっかりと理解したり、相手に伝わるように丁寧に話をしたりする力の育成を目指しています。また、この時間は、クラスの自立活動とは異なり、いろいろな学年の友達とグループを作り学習をしています。

 今回は、「もし食べかけのドーナツしかもっていない時に、お腹をすかせて困っている人がいたらどうする?」というお題について、「何も渡さない」と「食べかけのドーナツを渡す」のどちらかに分かれて自分の考えた理由を発表し合いました。

 「食べかけは汚いから渡せない。」等の衛生的な問題や「困っている人は放っておけないから。」等の道徳的な側面からの意見があり、自分の考えとは異なる友達の意見を聞いて、自分の考えを変えたり、逆に自分の考えを確かなものにしたりする子ども達の様子が見られました。

 これらの学習を通して、自立活動の場面だけでなく、他の授業や遊びの時間等の生活のいろいろな場面で、相手の話をしっかり聞いて自分の考えを伝える力の育成を目指していきます。

 

 

 

幼稚部 かんげい会

 11月21日(火)に、幼稚部満3歳児入学の新入生かんげい会を行いました。元気よくお友達が入場して、会が始まりました。

 お兄さんお姉さんからの歓迎の言葉では、「お楽しみ会をするよ。」「交流会があるよ。」と、幼稚部の活動について紹介がありました。また、「困ったことがあったら助けてあげるね。」と言葉をかけられると、少し照れた様子で「困ったこと~?」と笑顔を見せてくれました。新入生の自己紹介では、大好きな恐竜のことを詳しく教えてくれたり、自分で描いた絵を披露してくれたりし、堂々と発表することができました。お楽しみ活動の「いちごミルク」では子ども達は終始笑顔で楽しんでいました。

 新しいお友達が加わってさらにパワーアップした幼稚部です。先生やお友達とたくさんお話しをしたり、遊んだりして、幼稚部での生活を一緒に楽しんでいきましょうね。

 

 

第2回幼稚部本分校交流会

 11月17日(金)に、本校にて今年度2回目の本分校交流会を実施しました。「ぺんぎんグループ」と「かめグループ」に分かれてのお集まりでは、1回目の交流の時よりも慣れた様子があり、お友達や先生の話を聞いて笑う姿も多く見られました。

 午前中の交流活動は、みんな一緒に体育館で行いました。「リトミック」は、キーボードの演奏に合わせて歩いたり、走ったり、お友達と繋がって汽車になったりと色々な動きに挑戦しました。眠る場面では「ぐーぐー」と、本当に眠っているように寝息をたてながら横になるなど、一つひとつの動きを楽しんでいました。次に「いちごミルク」を行いました。「いちご」と「ミルク」どちらが呼ばれるかどきどきしながら鬼を見つめる目は、真剣そのものでした。最後に「転がしドッジボール」をしました。自分たちの学校だけでは味わえない大人数の中で、本気になってボールから逃げました。制限時間まで内野に残ることができた子ども達には星型のメダルが授与され、メダルを首にかけてもらうととびっきりの笑顔で喜んでいました。

 たくさん動いた後は、お待ちかねのお弁当の時間です。各グループに分かれてお弁当を食べました。「○○が入ってた!」「先生、どんな味?」など、おかずの種類や味を伝え合ったり、各校で流行っている面白いやり取り等を見せ合ったりしながら、最後までおいしく食べることができました。

 午後の交流活動は、グループごとに自由遊びを行い、教室にあるおもちゃを使って自分のイメージを伝えながら遊ぶことができました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りのお集まりとなりました。子ども達は「今日、一番楽しかったこと」を堂々と発表してくれました。その表情からは交流会がとても充実していたことがうかがえました。「また来年も会おうね。」と言葉を交わしながらさようならをしました。  

 今年度の本分校交流会は今回で終わりとなります。ご協力をいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 

 

サッカー教室を開催しました

 2025年に、聴覚障がい者の夏季オリンピックである、デフリンピックの日本での開催が決定し、本県でもサッカー競技がJビレッジで実施されます。中学部、高等部では体育の授業でサッカーを実施していることから、今回、(一社)日本ろう者サッカー協会より日本代表選手など2名の講師をお招きし、サッカー教室を開催しました。クイズなどを交えながら、ドリブル・シュート、トレーニングマッチなどを行い、サッカーの楽しさを改めて感じることができました。これを機に、これからも様々なスポーツにチャレンジしてほしいです。

      

           

第4回きこえとことばの基本研修会

 11月14日(火)、第4回きこえとことばの基本研修会を開催しました。今回のテーマは「聴覚障がいと手話について」です。本校教員3名に講師をお願いし、なぜ手話が必要なのか、情報量格差とは何かなど、ご自身の体験をもとに話していただきました。誰もが分かる環境作りや小さい頃から自己認識を高められるような環境作りの必要性を実感することができました。

 今年度予定していた「きこえとことばの基本研修会」は全て終了しました。御協力いただいた講師の皆様、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 12月8日(金)には、「第5回まなびあいサロン」を予定しています。詳細については、『みみらんど・郡山』に掲載いたしますのでそちらをご覧ください。