高等部
10月15日〜16日、山形県で開催された全国聾学校競技大会に参加してきました。
全国の聴覚支援学校の高校生が集まる数少ない機会です。
37校167名の出場者のうち、本校からは東北大会で活躍した生徒を代表して高等部の女子4名が力を奮いました。
4名の思いを結集した4×100mリレーは残念な結果となりましたが、各種目で生徒それぞれが8位までに入賞した合計得点により、学校対抗戦女子の部第3位の賞をいただくことができました。
今大会の成果を誇りにするとともに、他校の生徒と称え合った経験を励みにしながら、さらに活躍することを
願っています。
女子走幅跳 優勝 八島瑠月 女子砲丸投 第3位 小瀧吏南



女子100m 第7位 椎根永恋
女子200m 第6位 椎根永恋 女子砲丸投 第6位 遠藤乃亜

リレーで心をひとつに 学校対抗一部女子第3位!

寄宿舎
9月15日(木)に活動室と食堂に全舎生が集まり、選挙演説会を実施しました。演説会では、「コロナ禍だけど寄宿舎生活をより良くしたい。」「舎生のみんながやってよかった、楽しかったと思う行事を企画したい。」「みんなの意見を聞くために意見箱を設置したい。」など立候補者それぞれの思いを伝えていました。
9月27日(火)に信任投票が行われた結果、不信任票なく全員が当選し、みんな安堵の表情を見せていました。
10月4日(火)の役員認証式では、校長先生より新役員として承認を受けました。新会長からは「舎生会員の声を聞き、協力し合いより良い寄宿舎生活になるように工夫していきたいです。また、思い出に残る楽しい行事になるよう企画していきたいです。」とあいさつがありました。
自分たちの寄宿舎生活をさらに充実させていくために、舎生会役員が中心となって頑張ってほしいと思います。


10月6日(木)に近隣のひまわり保育園との交流一緒に遊ぶ会で「いもほり」を行いました。「ひまわりランド」という畑に徒歩で向かい、保育園の友達と合流していもほりが始まりました。土を手で掘り、さつまいもの頭が見えると「あった!」、「きっと大きいよ!」と嬉しそうに話しながら、力いっぱい掘り出していました。時折、「いくつとれた?」、「見て、大きい!」、「猫の形みたい!」と収穫したさつまいもを見せ合い、面白い形のさつまいもに笑いながら、たくさん採れた喜びを分かち合っていました。
帰り道は、さつまいもがたくさん入った重たい袋を大事そうに抱えながら「ママにも見せたいね。」、「みんな待っているかな。」と収穫したさつまいもを早く見せたい気持ちで一生懸命に歩きました。学校に着くと「どうやって食べようかな。」と絵本を見ながらメニューを考え、食べることを楽しみにしている様子でした。雨が心配な中ではありましたが、なんとかお天気ももちこたえ、充実した活動となりました。




10月5日、福島県精神保健福祉協会より外部講師の方をお招きし、高等部2年生を対象に「こころの授業」を実施しました。
「感情のコントロール、アサーションを学ぼう」をテーマに、自分と相手の感じ方の違いや怒りをクールダウンする方法について、講話をしていただきました。
「自分が希望する係に決まった後で、友達から”係を代わってほしい”と言われたが、断りたい」との具体的な場面において、生徒一人一人が自分の気持ちと相手の気持ちを尊重したアサーティブな伝え方について真剣に考え、ワークシートに記入する様子が見られました。


自分の考えを発表した生徒に対して、「自分のやりたいことを伝え、次回は友達に代わってあげたいという気持ちや、まず最初にごめんなさいと謝る気持ちが素晴らしいです。」と、講師の方よりお言葉をいただきました。
気持ちの切り替え方法や適切な表現方法を日常生活の場面で生かすことができるよう見守りたいと思います。
講師の方々、生徒のアサーティブな意見を引き出すやりとりをしながら講話をしていただき、ありがとうございました。
10月に入り、冬服への衣替えの時期となりました。
昇降口付近では、生徒会役員や児童代表を中心として登校する児童生徒や職員へのあいさつ運動に取り組んでいます。
児童生徒の笑顔と元気なあいさつの様子にふれて1日がスタートすると、秋空にも似たさわやかな気持ちになります。
2学期は各行事に向けて忙しい毎日が続いていますが、通学時の交通安全と身だしなみに気を配りながら、過ごす様子が見られます。

9月22日(木)に、生徒会の新しい役員を選ぶ選挙が行われました。会長、書記、会計にそれぞれ一名ずつ、副会長に四名の立候補があり、ポスター掲示や昼休みに各教室を回る選挙運動などに取り組み、「役員になりたい」という意気込みをアピールしました。
立会演説会では、「開かれた生徒会にしていきたい」「みんなが楽しく笑顔で学校生活を送ることができるようにしたい」「ほかの役員をサポートしたい」など、それぞれの思いを自分の言葉で伝えました。
投票は、投票箱と記載台を郡山市選挙管理委員会から借用し、実際の選挙と同じ方法で行ったことで、緊張感をもちながら、一人一人が自分の一票を投じていました。開票結果は、会長、書記、会計はほぼ生徒全員の信任を得て当選、副会長は接戦の末、一名の当選が決まりました。
10月3日(月)には、認証式で校長先生から認証書をいただきました。これから、新しい役員での生徒会活動が始まります。




9月28日(水)、幼稚部にて、影絵劇団「赤とんぼ」のみなさんをお迎えし、影絵教室を開催しました。
影絵遊び、ショート影絵、音楽と影絵、影絵劇、人形影絵体験の5つの演目を上映していただきました。
影絵遊び「シルエットクイズ」では、スクリーンに映し出された影を見て、「バナナ!」「スプーン!」などと、元気に答えていました。
影絵劇では、「3まいのおふだ」の物語を上映していただきました。鬼婆が追いかけてくる場面にドキドキしながらも、真剣に鑑賞していました。
人形影絵体験では、舞台裏で実際に人形を映す体験をさせていただきました。「さんぽ」の曲に合わせて、足を前後に動かすと歩いて見えるトトロを嬉そうに動かすことができました。また、スクリーンと人形の距離によって大きさが変わることに気づき、その変化を楽しむこともできました。
その他にも、だるまのコミカルな動きを見て、声を出して笑ったり、映し出された動物の影と同じ動きをして楽しんだりと、魅力ある演出に、終始楽しんで参加していました。
最後に、感想を発表し、制作した花のメダルをプレゼントしました。また、別れ際には、自分から劇団の方にハイタッチをしに行く子どもたちの姿も印象的でした。
影絵劇団「赤とんぼ」のみなさま、今回は色鮮やかで美しい影絵の世界を堪能させていただき、本当にありがとうございました。




9月16日(金)小学部1~4年の児童8名で、コミュタン福島へ遠足に行きました。
2011年3月11日に福島第一原子力発電所で何が起きたのか、復興にはどのくらい時間がかかるのかについて話を聞いたり、福島県の環境について調べ学習をしたりしました。さらに、再生可能エネルギーについて学び、風力発電の体験をしました。少し難しい内容ではありましたが、児童は真剣に話を聞いたり、メモを取ったりして、学ぼうとする様子が見られました。
コミュタン福島のみなさん、手話を交えた丁寧な説明ありがとうございました。


寄宿舎
8月31日(水)、寄宿舎にて避難訓練を実施しました。今回は夜の時間帯に地震が発生し停電になる中、屋外へ避難する想定で実施しました。
地震発生が通知されると、舎生はすぐに机の下にもぐり防御態勢をとっていました。揺れが収まってからも慌てずヘルメットや懐中電灯を用意し、指導員からの指示を落ち着いて待つことができました。
玄関のガラスの飛散などにより通れない想定もあり、非常口からではなく食堂から直接屋外に避難しました。いつもとは違う雰囲気に戸惑いながらも、仲間の為に足元を照らすなど支え合いながら落ち着いて避難することができました。また、入浴中に地震が発生し、脱衣場に準備してある『避難用ポンチョ』を被って避難する体験も実施しました。
今年度に入り火災の避難訓練を2回と地震の避難訓練を1回経験し、回を重ねるごとに周囲のことを考えた行動ができ、よりスムーズに避難することができるようになっています。
第4回避難訓練は、12月に早朝の火災想定で実施予定です。


