教育目標

1 言語力を高め、伝え合うことができる人

2 自ら学び続ける人

3 できることに気付き、進んで取り組む人

4 心豊かで健やかな人

校長メッセージ

 ~ 前の者は後の者を 後の者は前の者に ~

 

 本校は、今年で創立110周年を迎える聴覚に障がいのある子どもたちの特別支援学校です。昨年度より校名が福島県立聾学校から福島県立聴覚支援学校に変わりました。本校の他に福島市に福島校、会津若松市に会津校、いわき市に平校を設置しています。今年度は、本校に幼稚部6名、小学部14名、中学部26名、高等部28名の計74名、福島校に、幼稚部7名、小学部8名の計15名、会津校に、幼稚部2名、小学部2名の計4名、平校に、幼稚部2名、小学部8名の計10名がそれぞれ学んでいます。

 新学習指導要領に基づき、今年度は、学校教育目標を次の4つに改めました。「1 言語力を高め、伝え合うことができる人」、「2 自ら学び続ける人」、「3 できることに気付き、進んで取り組む人」、「4 心豊かで健やかな人」。そして、この学校教育目標を実現するための学校経営・運営ビジョンの中心課題を「主体的に思考する力と自ら考えて行動する力の育成」とし、一人一人の実態を踏まえ、言語活動を通して、言葉の意味を理解し主体的に思考する力と他者とのかかわりを通して、自ら考えて行動する力の育成をめざします。

 節目の110周年を迎え、11月には記念式典を行う予定です。この10年間を振り返ると様々な出来事がありました。平成23年には、東日本大震災があり、中には他県へ避難した生徒もいました。本校の建物そのものの被害はそれほどではありませんでしたが、浜通りから避難してきた方々の一次避難所となり、また、校舎を使用することができなくなったあぶくま養護学校安積分校(平成29年3月閉校)の仮校舎として、平成23年度から24年度までの2年間、本校舎の一部が使用されました。そうした混乱の中で、平成25年度には、全国聾学校合奏コンクールで金賞・文部科学大臣賞(第1位)を受賞し、明るいニュースとなりました。本校には伝統的な教えがあります。それは、学校の玄関東側の小さな庭の石碑に刻まれている「前の者は後の者を 後の者は前の者に」という言葉です。この教えは脈々と引き継がれ、先輩が後輩を導いたり、後輩が先輩から学んだりしながら、それぞれ自分自身を成長させています。このことは、われわれ教職員にも通ずる本校の不易の部分とも言えます。

 創立110周年を迎え、歴史のある本校の不易と流行について追い求めるとともに、聴覚に障がいのある子どもたちのための県内唯一の特別支援学校として、教職員が一丸となって、保護者のみなさまや地域の方々の意見に謙虚に耳を傾け、一人一人の子どもたちと真摯に向き合いながら、障がいのあるなしにかかわらず、一人一人の子どもたちが地域で共に学び、共に生きる教育の推進を図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

  平成30年4月

                                福島県立聴覚支援学校長  芳賀 孝美