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ふくろう掲示板
第三学期がスタートしました
1月9日(火)、第三学期始業式を実施し、3学期がスタートしました。
校長先生からは、「勉強したことをしっかり身に付けられるようにしっかり授業に取り組みましょう。生活リズムを整えること、自分からあいさつができること、友達と協力しながら活動できることを頑張ってみましょう。たくさん体を動かしたり、落ち着いて生活したりして、心も体も元気に過ごせるようにしていきましょう。」などのお話がありました。また、本校にも、大谷翔平選手から、3つのグローブが届きました。「野球しようぜ」のメッセージの中には、「夢と勇気をもってほしい」とあり、児童たちは目を輝かせながらグローブを手にする様子が見られました。
今年も保護者や地域、関係機関の皆様には、引き続き、本校教育活動に御理解と御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
寄宿舎 冬至
12月21日(木)1日早い冬至を行いました。柚子にちなんで、音楽グループ『ゆず』の映像を見ながら、夕食を食べました。夕食は、“ん”のつく食べ物は“運”がつくということから「天丼」、冬至といえば「冬至かぼちゃ」など、係の舎生がリクエストした冬至献立でした。『ゆず』の曲と共に、いつもよりゆっくりと食事を楽しみました。
たくさんの柚子を浮かべて入った柚子湯は、「いい香りがした」「いつもより温まった気がする」「リラックスできた」と好評でした。
2学期の最後に、心もからだも温まる行事となりました。
寄宿舎2学期大掃除
12月14日(木)寄宿舎の2学期大掃除を行いました。
係の舎生が「寄宿舎を大切にする気持ちや感謝の気持ちを込めて、みんなで協力して丁寧に隅々まで掃除を行う」と目的を決め、必要な掃除道具の準備や呼びかけを行いました。
下駄箱や浴槽、ベランダなど普段舎生が掃除をしていない場所の掃除方法を確認しながら取り組み、隅々まで掃除することができました。
大掃除終了後には、自分の部屋の掃除も行いました。
掃除を始めます 隅々まで
イスも丁寧に 風がある中、頑張りました
手作りのすきま掃除用具 「汚れが取れる」と好評!
高いところもしっかりと お疲れ様でした
幼稚部 お楽しみ会
幼稚部では、12月21日(木)に、お楽しみ会を行いました。
お楽しみ会の出しものでは、3・4歳児がダンス、5歳児は手品を発表しました。本番までそれぞれ一生懸命に練習してきたため、自信をもって発表する姿が見られました。その後、みんなで「爆弾ゲーム」を行いました。音楽が流れている間は、自分のところに爆弾が回ってきたら素早く隣の人に渡します。音楽が止まり、実際に爆弾に見立てたびっくり箱から中身がとび出すと、子どもたちは大盛り上がりでした。
最後にサンタクロースとトナカイが登場し、プレゼントをもらいました。子どもたちは、サンタクロースと会話をしたり髭に触れたりしながら、嬉しそうにプレゼントをもらっていました。幼児と保護者の方の笑顔溢れる、素敵な会となりました。
出前授業
小学生低学年を対象に補聴器や聞こえについての出前授業を行いました。
今回の出前授業のねらいは、「補聴器とは何かを知ること」、「どんなことに気をつけたらよいかを考えること」です。補聴器が高価であること、補聴器をつけている友だちの近くで大きな声を出すとうるさいことなど、イラストや動画をもとに説明しました。また、実際に聞こえにくい人の聞こえ方について、音源をもとに体験してもらい、「聞こえる」けど「はっきり聞こえないから分からない」ことを知ってもらいました。児童からは「いっぺんにはなさないようにする」、「きくときはしずかにする」などの感想が寄せられました。
出前授業は、難聴理解・啓発を目的として本校の地域支援センター「みみらんど・郡山」が行っています。出前授業を行うことで、難聴や補聴器・人工内耳に関する理解が深まり、理解者が増えていくことを願っています。
寄宿舎 第4回避難訓練
12月5日(火)に避難訓練を実施しました。これまでの訓練では出火場所等の想定を事前周知していましたが、今回は舎生、職員共に事前周知をせずに行いました。「近隣の建物から火災が発生し炎と煙が迫ってきている」という想定でしたが、舎生は指導員の指示に従い、落ち着いてお互いに助け合いながら避難することができていました。
今年度は火災が2回、地震が1回、不審者からの避難が1回の計4回避難訓練を実施しました。回数を重ねるごとに舎生それぞれが自分で考え、より安全な避難行動をとることができるようになってきました。
空気が乾燥し、火事が発生しやすい時期です。今後も安全管理に努めるとともに、防災意識の向上を目指して支援していきます。
第5回まなびあいサロン
12月8日(金)、第5回まなびあいサロンを開催しました。今回のテーマは「子どもたちの進路を考えよう」、講師は本校高等部の大橋昌弘教諭です。現代の子どもたちがなりたい職業や障がい者の就労課題について、調査データをもとに解説してもらいました。また、将来の目標の持ち方について、まずは子ども自身が自己理解することが大切であり、経験・体験を増やすことが職業を理解したり将来の希望を持ったりすることにつながるとのこと。子どもの人生を考える上で、徐々に子離れすることがとても重要であることも学びました。
今年度予定していた「まなびあいサロン」は全て終了しました。御協力いただいた講師の皆様、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
中学部職業講話
12月6日(水)6校時に、中学部1・2年生を対象とした職業講話を実施しました。ハローワーク郡山の就職支援コーディネーターを講師として招き、『人と職業ついて 自分の将来を考えよう』というテーマで、「働くことを考えよう」「会社はどんなところ?」「だれもが願う良い就職とは」「身に付けたい7つの準備」「みなさんに伝えたいこと」の5つの内容でガイダンスをしていただきました。その中で、働くということはお金を得るためだけでなく、自分が成長するためや心と体の健康のため、経済的自立のためなどいろいろな意味があるということを教えていただきました。また、良い職業に就くためには、基礎学力・体力はもちろん、コミュニケーション力、「ほう・れん・そう」が大切であることなどを教えていただきました。後半はチェックシートで今の自分を振り返り、何ができていないのかを確認することができました。どの生徒も真剣な表情で話を聞き、自分の将来の進路についての考えを深めることができました。
小学部 小野小学校との交流学習
12月8日(金)に、小野町立小野小学校の4年生26名が来校し、小学部と交流学習を行いました。小野小学校の4年生は、総合の学習で「ボッチャで幸せ見つけよう」をテーマに学習に取り組んでおり、今回は、本校の友達と伝え合うためにはどのようにしたらいいのかいろいろと考え、事前に準備を進めてきたとのことでした。
はじめの挨拶はお互いに緊張していたようでしたが、交流ゲームを通して距離が縮まり、後半の「ボッチャ」では、チームで相談しながらゲームを進める様子も見られました。
覚えた手話で話をしたり、聞き取りやすいように丁寧に話をしたり、さらには、ホワイトボードに書いて相手に伝えてくれたりし、本校の子ども達も小野小の友達と積極的にコミュニケーションをとっていました。
楽しい時間は、あっという間です。帰りの時間になると、小野小学校の友達からも「まだ帰りたくない。」という声が聞こえてきました。本校の子ども達も「またね!また会おうね!」と送り出し、帰りのバスが見えなくなるまで名残惜しそうに手を振っていました。
郡山高等学校との交流会
12月5日(火)、郡山高等学校教育コースの生徒と本校高等部生徒がパラスポーツの「ボッチャ」を通して、初めての交流を行いました。
交流会に先立ち、郡山高等学校で出前授業を行ったことで、音として聞こえても言葉としては聞き取るのは難しいことを体験し、高等部の生徒との会話では、「大きく口を動かして口形を分かりやすく話すこと」「ジェスチャーや筆談等、複数のコミュニケーション方法を合わせること」を意識しながら伝えようとする姿が見られました。
高等部の生徒からは、「最初は先生を通じて話していたが、大きな声で話してもらうように依頼した。」「ホワイトボードに書いて見せるように対応した。」等の感想があり、状況に応じて依頼やコミュニケーション方法を選択している様子がうかがえました。
どの生徒も、自己紹介やチーム名を決めるための話し合い活動でお互いのことを知り、身ぶり手ぶりや筆談を交えながら作戦を立ててボッチャを楽しむことができました。
双方の生徒から「もっと手話を覚えて、より深いコミュニケーションをできるようになりたい。」「伝え方を工夫して練習していたことが分かり、障がいあるなし関係なくお互いに楽しくコミュニケーションをとることができると感じた。」等の感想が寄せられ、実り多い交流会となりました。