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【高等部情報工業科】溶接による防災かまどの製作

 高等部情報工業科3年生の「実習」の授業では、ガス溶接、アーク溶接、炭酸ガス溶接、スポット溶接などの溶接の学習に取り組んできました。その学習の一環として、“防災かまど”の製作に取り組みました。L型の鉄の材料を溶接でつなぎ合わせ、煙突を取り付けました。

  

 12月10日(木)、郡山地方広域消防組合大槻基幹分署の署員の方の立会いの下、防災かまどへの火入れ及び燃焼試験を行いました。

 着火してから炎が安定するまでに何度も火が消えかかってしまいましたが、署員の方にアドバイスをいただき、“燃焼させるには、空気の通り道を確保すること”についてアドバイスをいただき、逆に火災現場では空気を遮断することの大切さについて、体験的に学ぶことができました。

 

 署員の方からは、「いつどこで、どんな災害が起こるか分からない昨今、自前でこのような取り組みをして備える取り組みは非常に大切である。」、「身近にある廃材等を燃料として使用できる点が優れている。」、「暖を取れて、なおかつ調理もできる機能性がとても良い。」などと、お褒めの言葉をいただきました。鍋でお湯を沸かす過程では、「溶接がしっかりしすぎて鍋に熱が伝わりにくいので、燃焼効率を向上させるために、ところどころ溶接をしない所を作ってはどうか」というアドバイスとともに、2号機の完成を楽しみにしているという期待の言葉もかけていただきました。
 郡山地方広域消防組合大槻基幹分署の方々、お忙しい中、ありがとうございました。